2017.05.11 Thursday
『アンジュルム ライブツアー 2016秋〜絆〜』@京都FANJ(アンジュルム改名後100公演目のライブ)
2016年9月24日(日)は上賀茂神社(賀茂別雷神社)に参拝してから、『アンジュルム ライブツアー 2016秋〜絆〜』@京都FANJに。
この2週間前に東京でスタートし、1週前は横浜、3箇所目のこの京都で初参戦。 鹿児島、大阪も候補だったけど京都に。
5月の武道館以来のアンジュルム。
福田花音、田村芽実の主力2人が卒業し、この秋はホールツアーも武道館もなくまたスマイレージ時代のようにライブハウスのみ。
だけど7月に加入した真面目な大人顔の笠原桃奈(当時12歳)と新たな才能を迎えて未来は明るい!
今の和田彩花は何かがとりついているようで出てきた瞬間のオーラがすごかった。ライトがなくても光を放ってました。ライトの光以上に輝いていました。
ライブハウスは熊本では見えたけど、この日はスマイレージ時代の神戸、奈良に次いでメンバーの姿が見えずで首から上が見えたのは1/3くらい。 それも奈良や神戸の時と違ってこの日の京都はけっこう広いのに。
久しぶりに声だけのライブを思い出しました。
開演前から「アンジュルム!ヒャッコーエン!アンジュルム!ヒャッコーエン!」のコールが起こる熱気ムンムンの場内。
このツアーで初披露の新曲『愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間』
よく見えなかったけど、『出すぎた杭は打たれない』と同じように間奏で佐々木莉佳子がセンターでVの字になるのがカッコ良かったです。最後は『ドラゴンボール』の「かめはめ波」のようで。
前コンサートツアーで世界笑顔選手権(笑顔世界チャンピオン)に輝いた相川茉穂は「オンザ眉バング」の髪型に。
「オンザ眉バング」にするとファニーな顔になる人と、モード系の顔になる人がいますが、相川さんは西洋人が好む日本人のようなミステリアスな雰囲気になりました。真剣というかちょっと怒ったようにも見える表情が多かったです。
笑顔笑顔で誰よりも“スマイレージ”だった相川茉穂ですが、笑顔を消し髪型と表情が変わることで『次々続々』に代表されるアンジュルムのカッコいい曲でより存在感を発揮するようになりました。
新曲『忘れてあげる』はアンジュルムの声の良さと歌唱力がとても活かされていました。 6人スマイレージから続く声質がそれぞれ違って見事なバランスだと改めて思いました。
中西香菜の「わがままは全部覚えてるよぉ」の「よぉ」のところが特にいいです。
勝田里奈の澄んだクリアな声、 室田瑞希の女性が感情的に訴えるような歌。
笠原桃奈の12歳(当時)とは思えない色っぽい歌声。 『Hello! Project 研修生発表会2016 〜春の公開実力診断テスト〜』でベストパフォーマンス賞を受賞して、凄いのがいるなと思っていたらアンジュルムに入ってくれて、でもアンジュルム加入後は映像で見る限りあまり印象に残らなかった。 が、この日のライブではベストパフォーマンス賞の時のような大人っぽい表現が見られました。
そしてなんと言っても竹内朱莉がアンジュルムの大黒柱だなと。 福田花音、田村芽実のツートップから、三本柱、田村とのツートップ経て竹内朱莉大黒柱の時代になったと思います。 もちろん、上國料萌衣と室田瑞希もいいし、勝田里奈もいいし、和田彩花の声もいいし、中西香菜の低音もいいけど、安定してしっかりした強い柱の竹内朱莉は頼りになります。
りなかな(勝田里奈と中西香菜)でBuono!の『初恋サイダー』 『初恋サイダー』はありとあらゆるアイドルがカバーしてるけど、りなぷ〜は愛理の次に愛理のパートが上手いしあってる。クリアな声でブレがないし。声質だけみたら鈴木愛理よりもよくて、鈴木愛理を超えたとさえ思わせる出来でした。 低音の中西香菜がこの歌を歌うのも勝田里奈とのコントラストがあって良かった。この2人でこの曲を今後もまたやってほしいです。
『臥薪嘗胆』は盛り上がりましたね〜。 ファンが掛け声を入れるところが多いのもあって、ライブでは外せない曲です。
『大器晩成』では和田彩花さんのいっちゃってるが一瞬見えました。 アンジュルムとしての1曲目。その後のアンジュルムの勢いを象徴する曲で気持ちも入りやすいのでしょう。
デスクイやってくれてよかった。 歌詞が6月のピラミッドダービー事件の頃の心とリンクしました。 「やりすぎるくらいがちょうどいいのさ」 巨大組織、その背景にある巨悪との戦いを思い出しました。
ハロプロ史上最高速の曲ともマッチして次から次に勢いづいてきます。
この曲は、LoVendoЯの元ギタリスト魚住有希が作曲した曲。 この2016年9月24日の直前まで在籍していましたが、私個人のLoVendoЯのツアー参戦は前回で途絶えてしまいました。 魚住有希がいなくなるショックは大きく、その魚住有希のLoVendoЯ最後のライブもいろいろのゴタゴタの後でバタバタしていて行けなかった…
そして『ドンデンガエシ』
デスクイからのドンデン返しの流れが最高だった。
アンコールは、 むろたん、あいあい、りかこ!むろたん、あいあい、りかこ!むろたん、あいあい、りかこ!むろたん、あいあい、りかこ!
この夜公演がちょうどアンジュルムに改名してから記念すべき100公演目だったのです。
つまり、3期メンバーの室田瑞希、相川茉穂、佐々木莉佳子にとって100回目。 まだ2年も経っていないのに驚くほど成長しました。
アンコール明けは新曲の『上手く言えない』
小説家=相川茉穂 アニメの主人公=上國料萌衣 革命家=竹内 大統領=笠原 アイドル=勝田里奈 ロックスター=室田瑞希
と、それぞれのメンバーの個性に合った歌詞のパートが与えられていて、作曲した中島卓偉が当て書きしたのでは?と思いくらいにハマっています。 当て書きした可能性も高いと思いますが、それだけアンジュルムの個性の豊かさが感じられて面白いです。
勝田里奈のクリアに伸びる「やりきれないひぃー」の裏声が伸ばすところは本当に見事で、この人は人が抜ける度にちょっとずつ本気を出しているのかな?どこまでの実力者なのか底が知れないです。 にしても、笠原桃奈の生真面目さは本当に面白い。 丁寧にやらないと気が済まないくせして大胆で思い切りがいい人です。 おどおどしてるけど肝が据わってる。 最後の挨拶でも「むろたん、あいあい、りかこさんコールは」と言ったりで。
最後の曲として定番になりつつある『友よ』で終了。
福田花音がいた時代はスマイレージからが6人、アンジュルムからが3人。
田村芽実がいた時代はスマイレージからが5人、アンジュルムからが4人。
今ツアーからは、 スマイレージからが4人、アンジュルムからが5人とついにアンジュルムからのほうが多くなったことでスマイレージ曲をあえて封印し新生アンジュルムを意識したのでしょう。
その中で和田彩花、佐々木莉佳子、笠原桃奈が目立っていました。(身長が高い組?) 笠原桃奈は12歳ながらモダンバレエ歴9年で予想以上に表現力が高かったです。
身長が1番低い上國料萌衣はほとんど見えず、竹内朱莉と室田瑞希もあまり見えず。 上國料萌衣は歌声はいいんですが、癖のない心地よい声なだけに姿が見えないと印象に残りにくいと思いました。
中西香菜さんは顔も動きも歌も大人っぽくなってきました。
勝田里奈が和田さんに「おばあちゃんみたい」とツッコミを入れたり、ますます自然で自由ないい雰囲気になってきました。
今のアンジュルムの自由さ、組織の面白さ、グループの雰囲気の良さがそのまま出ていて楽しいライブでした。
和田彩花さんが6代目のハロプロリーダーに就任したこともあり、田村芽実が卒業してもグループとしての勢いは衰えません。
でも、やっぱりほとんど見えないライブハウスよりも、ホールコンサートをやってほしいです。
今回ホールツアーがなかったのは、泥水すすって全国のライブハウスを回り(一時期はライブハウスさえなく)魂を磨いてきたスマイレージのスピリッツを、笠原桃奈に少しでも似た経験をさせる意味合いもあったのでしょう。
『ふくろう流観相学 池袋絵意知オフィシャルサイト』(PCサイト)
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