顔相鑑定士・顔研究家・顔面評論家:池袋絵意知 公式ブログ

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化粧文化研究者ネットワーク第23回研究会「少女の化粧〜誕生から成立まで〜」&「究極の顔」とは?
9月22日(土)は大阪樟蔭女子大学で開催された「化粧文化研究者ネットワーク 第23回研究会」に出席しました。

故村澤博人先生が代表を務める会ということで、先生がご存命の時から会の存在は知っていたのですが、アカデミックなイメージが強すぎて(実際もそうですが)、参加には二の足を踏んでいました。

※村澤博人先生には、私が1999年に日本顔学会に入会し、最初に「日本顔学会シンポジウム」に参加した2000年からよくお話させていただいておりました。
昨年、9月に大阪に移転したことで、東京で開催される「日本顔学会イブニングセミナー」出席連続記録が途絶えるなど、学術的な顔の研究発表に触れる機会が少なくなっていたんですね。

そうしたところ、大阪・東京と交互で開催されるこの会が大阪で開催されるということで、遂に初参加となりました。

会場は村澤博人先生が教授を務めていた大阪樟蔭女子大学の「メイク実習室」。
※壁一面に化粧台が並ぶ教室で、こういう機会でもないと見ることができなかったです。

大阪樟蔭女子大学.JPG

化粧文化研究者.JPG

時間ギリギリに教室に入り、唯一空いた席に座ろうとすると隣が日本顔学会役員の高野ルリ子さん(資生堂)だったので「知っている人がいて良かったぁ」とホッと胸をなで下ろしました。


今回テーマは「少女の化粧〜誕生から成立まで〜」で講師は立命館大学大学院の小出治都子さん。

「顔や化粧は時代を反映する」とよく言われ、今までもいろんな研究発表を聴いてきましたが、今回のお話が最も分かり易く、同時に今の日本の問題点や課題も見えてきました。

全てが興味深い内容でしたが、顔に関することを中心にがんばって絞ってメモします。


現代の化粧の低年齢化、1990年代の女子高生ブーム、
1900年代の少女たちも化粧をしていたことから、近代の少女の化粧文化の誕生から成立までの流れを説明していただきました。


1.少女が化粧をするまで

研究対照となる「少女」の定義を、

「就学期にあって、出産可能な身体を持ちつつも結婚まで猶予された期間」の存在。

「女学校に通い、少女雑誌を買い与えられていた女子」

→年齢は12歳〜17歳。

として、「修身」(高等女学校の目標であった「良妻賢母」になるために、内面(精神面)および外見(身体面)に関して記述した教科)の影響があった。


修身の求める少女像「健康で、容儀を整えた上品で優美な女性であること」

内面を磨くことが重要で、外見は付随してくるものだが、現実は相手の親に外見で判断されて結婚する。

結婚できない=高等女学校の卒業(卒業せず16歳で結婚も多かった)=結婚できずに卒業するのは外見が悪いから=内面も悪いという連鎖。

※外見が悪い少女に対して「卒業面(卒業ヅラ)」という言葉も。

ただし、華美に飾りつけるのは否定された。

これによって少女の化粧が誕生した。

2.化粧する少女の誕生期

『少女界』『少女世界』『少女の友』等、少女雑誌に化粧品広告が掲載される。

ただしそれは、大人の女性用の化粧品。

『少女の友』にクラブ化粧品の「クラブ白粉」の広告。
※文化生活を送る若奥様のイラストやテニスラケットを持つ女性のイラスト。

当時は、東のレート、西のクラブと言われ、
レート化粧品とクラブ化粧品が化粧品メーカーの2トップだった。

3.化粧する少女像の変化

戦前になると女優の写真を使った広告も登場。

科学的特性を謳い文句にするなど新しい広告手法が。

女優を使うことで未来像、理想像を表現。


戦後の特徴としては、
挿絵がアメリカ人の少女のようなイラストに。
(鼻が日本人より高い、目鼻立ちがハッキリした顔)

4.化粧する少女の成立期

●低年齢化した化粧品。

戦後初めて少女向けにつくられた化粧品の誕生(レートジュニアクリーム)1953年
広告にはお嬢さま(ティーンエージャー)のイラストとコピーが使われている。

1965年には幼稚園児でもつけることができる化粧品(ウテナお子さまクリーム)が誕生。

『週刊マーガレット』(1967年)には「ウテナのウッちゃん」というマンガ広告が。


現代の女性誌にも体験漫画の広告をよく見るように、漫画による訴求効果は高いですが、特に低年齢には高いことがよくわかるエピソードでした。

逆に考えれば、漫画に影響される人が高年齢化したということでもあります。


毎年毎シーズンの流行りのメイクは、化粧品会社と雑誌が作って、カスタマー(読者)をリードしているわけですが、この頃までは新しい文化とともに文化の担い手としてリードしてきたように思います。

いっぽうここ数年は、ビジネス(商業)のためのミスリードが多いように思います。

この頃までの化粧品は基本的に肌づくりがメインです。
今でも基本的に大人の女性の化粧は、身だしなみ、マナーとしてですが、
今の少女は華美に飾りつけるどころか、アイメイクなどは、過剰、やりすぎの域までいっています。

さらにメイクだけではなく、美容整形、プチ整形、自己プチ整形(アイプチ、メザイク等)によって、目を大きく見せようとなっているのは、ビジネスのために企業やメディアが女性に画一的な価値観を刷り込んだ結果だと思います。

今こそ、現代にマッチした新しい「修身」を教育に取り入れるべきだと思います。

また、戦前に科学的特性を謳い文句にした広告が出現したという資料から、(「これはたぶんアメリカの広告手法の影響だろうが、現代においては日本のほうが【科学的特性】をアピールした広告のほうが多いのではないか?」)と思い質問したところ、参加していた先生からは「日本では1980年以降、成分をアピールすることが増えた。」とのことで「現代でも欧米は日本のような【科学的特性】アピールは少ない。」とのことでした。

無宗教と言われる日本ですが、科学教、科学という神(本当に科学的なのかどうかというより、権威のある機関が示す科学的根拠に基づくデータ)を使った洗脳が多いように思います。



私はサラリーマン時代に求人広告の営業をしていたりと、広告には関わってきたキャリアがありますので、今回の講演は、化粧史、化粧文化史としてだけでなく、化粧品広告史としても楽しめました。


ありがとうございました!!!



講演、討議後の諸連絡で、資生堂ビューティークリエーション研究センターの高野ルリ子さんから、
10月6日にフランスパリで【笑顔を学び・磨く−日本発笑顔講座】の講演をするお話があったのですが、今ごろのブログ更新となったため、私のブログでの告知ができませんでした。
すいません!

【美しい日本の笑顔〜笑顔のチカラ】
のほうは、2012年10月2日(火)〜20日(土)ということで現在まだ開催中です。

ヨーロッパにお住まいの方、フランスに旅行される方はぜひ足を運んでみてください。


研究会の後は、懇親会のほうにも参加させていただきました。
※当初参加予定ではなかったのですが、美人ばかりの会だったので!

お店に飾ってあった壁紙。


---
究極の味などありはしない
もしあるとすれば、それは健康と空腹
甘いものが好きな人は甘いものがおいしい
辛いものが好きな人は辛いものがおいしい
あついものが好きな人はあついものがごちそう
十人十色
               味の原点
---

「究極の味」を「究極の顔」「究極の美人」「究極のイケメン」等に変えて、言葉を作ってみると面白いですよ。

私が

究極の顔などありはしない
もしあるとすれば、それは健康と何になりますかね?

とふとつぶやいたところ、化粧文化研究者ネットワーク代表の北山晴一先生(立教大学名誉教授、大阪樟蔭女子大学教授)は「自信」と即答されました。

うん、

究極の顔などありはしない
もしあるとすれば、それは健康と自信


健康と自信が、イケメンにも美人にもなる秘訣です!

そのためには、
「顔訓13箇条」と「ふくろう流顔訓13箇条」をご覧ください!!!

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辛酸 なめ子
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「観相学のプロに聞いた!タイプ別ヒゲメンGET術」監修。
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